少し汚れた作業着をきているレツ… なんだかやけにそれが似合っていて、つい見いってしまう。 胸ポケットから煙草を取り出して、カチっとライターの火を付けるその一定の動作さえ色っぽい。 煙草を掴んだ骨ばった筋肉質の腕が、口元へと運ばれる どこでいつ鍛えているのか…何でそんな良い体つきなのか あまりにジーっと見詰めすぎたのか 「何だよ?」 そのレツの声でハッとした。 「何だよって何が?」 しらばっくれる私を、レツは横目で見ていて 私はスッと視線をずらした