REAL HOPE Ⅱ




やっぱり外に無造作に置いてある椅子に私は座る



ハルマは菅野さんと何かの話をしていて

レツとツカサはまだバイクをいじっている。



どうやら今日は、放置プレイされる日らしい。



つまらない…せっかく来たのに詰まらない



携帯をパカパカやってみたり、ぐるぐる回してみたりする


でも…詰まらない




「ねぇ!!」



「あ?」


汚れで真っ黒な軍手を着けながら、一切こっちに視線を移さないレツ



「詰まんない」



「もう少しで終わるから待ってろ。」



もう少しって一体どれくらいだろうか、



一分?

十分?

それとも一時間?