やっぱり外に無造作に置いてある椅子に私は座る
ハルマは菅野さんと何かの話をしていて
レツとツカサはまだバイクをいじっている。
どうやら今日は、放置プレイされる日らしい。
つまらない…せっかく来たのに詰まらない
携帯をパカパカやってみたり、ぐるぐる回してみたりする
でも…詰まらない
「ねぇ!!」
「あ?」
汚れで真っ黒な軍手を着けながら、一切こっちに視線を移さないレツ
「詰まんない」
「もう少しで終わるから待ってろ。」
もう少しって一体どれくらいだろうか、
一分?
十分?
それとも一時間?
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