REAL HOPE Ⅱ




あぁ~、これは世間一般で言う『無視』ってやつですね。



レツ君は怒ってるわけだ…


何故?

私何か言った?ゲームしてる時

ムカつかせるような事言っちゃった?



「レツ…」



「………」

もちろん私の呼びかけに返答するわけもなく、



ここの倉庫に来た目的らしい、バイクの修理をしている。



「えっとですね…。私なんかした?」



オロオロと遠慮がちに…優しく聞いているのにもかかわらず無視



「ねぇレツってば!!」ぐいっとレツの服を引っ張ると、レツが持っていたナットが床にキーンという音をたてて落下した。



「今忙しいんだよ」




今のセリフで私はピンときた。こいつ…私のマネしてる



さっき一緒に来なかった事ねにもって、私を苛めてる、



だってその証拠に、レツの骨格がニヤリと右に上がった