徐々に僕は君色に染まっていく

お母さんは私が五歳の誕生日の日に出ていった
何も誕生日に行かなくてもよかったのにな
母は明るくいっつも笑顔で
幼稚園からの帰り道
私が描いた絵を母に褒めてもらうのが日課だった

「すごいじゃない、はる!
あんた天才よ!」

と、私の頭をなでながら決まって言う母の笑顔をみるのが大好きで
幼稚園では一人で絵をずっと描いてた
だから友達なんていなかった
欲しいとも思ってなかったのに
私が欲しいのは母の笑顔だけだったのに

何で行ってしまったの?