徐々に僕は君色に染まっていく

私達は駆け足で階段を降りた

「はる!いきなり部屋にこもっちゃってどうしたんだ?」
お父さんは心配そうに私に聞いた

『ごめんなさい・・・』
泣きそうになる私の手に
小さな痛みがはしる
龍乃介が握っている手に力を込めたからだ

「まぁ、良いじゃない。はるちゃんもいきなりでびっくりしたのよね?」

『すみません』
なるべく、目を合わせぬようそう告げた