どうすればいいの〜っ?!
なんて1人で慌てて居ると、
あっという間に慶太たちが
自販機の前に来た。
自販機の前に来たということは‥
「ん?なんだこの携帯」
あたしの携帯に気づいちゃうわけで‥
予想通り慶太はあたしの携帯を
ひょいっと拾った。
「俺らのファンの子が落としたんじゃね?」
健がその携帯を見つめながら言った。
慶太はそれを黙って見ていた。
(どうしようっ、あたしの携帯〜っ!)
早くしないと雛も心配するだろうし
それに携帯ないとお母さんに
怒られちゃうかもしれないし‥
「どうしようっ‥あっ!!!」
慌てて口を押さえるけど
時すでに遅し‥

