「お、お前‥」
そんな慶太を見て大和は唖然としている。
そりゃそうだよね。
目の前でこんなマンガみたいなことされたらそうなるよ。
実際あたしだってなったし。
「あ、大和。ピーマンあげる」
「お、サンキュ」
あたしはピーマンが入っていたらいつも大和にあげる。
大和ピーマン大好きだから。
だから今日もチャーハンに入っているピーマンを大和のお皿に乗せようとしたんだけど‥
「はい、あーん」
大和が口を大きく開けて言った。
え、まさかこれ
あーんしなきゃいけないかんじ?
むりむりむり!
ハズいし!
「ほら、早くしろよ」
もたもたしていたら大和が少しイライラしてきたみたい。
うーっ。
やっぱりあーんしなきゃダメなの?
「あ、あーん‥?」
少し躊躇いがちにスプーンを大和の口に持っていく。
大和はそれをパクッと効果音がつきそうな勢いで食べると、ニヤッと笑った。
「間接キスだな?」
「なっ‥!」

