チャーハンを口に運びながらふと思う。
大体さ、2人って今日が初対面でしょ?
なのになんでそんないきなり‥?
「あ、莉乃ここにごはんついてる」
「へっ、嘘?!」
慌てて口元を擦る。
そんなあたしを見て慶太はフッと笑ってあたしに手を伸ばす。
「ここだよ、ここ」
あたしの頬に触れた慶太。
「あ、ありがと‥」
その手にはあたしの頬についていたのであろう米粒がついていた。
「あ、待ってティッシュ持ってくる」
そう席を立つ。
「いらない。」
「え?」
いま慶太さん、
「いらない」っておっしゃりました?
「いらないって‥」
どうするの、その米粒。
まさかマンガみたいに食べたりとかするんじゃないでしょうね。
ってそんなわけない───‥
「ん、うまい」
食べたぁぁぁぁぁぁ!
まさか現実にここまでマンガみたいなことする人が居るなんて‥。
ある意味衝撃だよね。

