「‥ただいま」
「ただいまじゃないよ!こんなに長く何してたのっ」
慌ててリビングからタオルを持ってきて慶太の頭を拭く。
「だってお前これ食べたかったんだろ?」
「食べたかったけど‥」
「ほら、やるよ。」
「ん」と袋をあたしに差し出す慶太。
その袋の中にはちゃんとあたしが食べたかったアイスが入っていた。
「‥‥ありがとう」
すこし伏し目がちに言うと慶太は満足そうに笑った。
「俺様は人に恨みをかうのが嫌なタイプなんだ。」
「もう十分かってると思うよ?」
「あ゛?」
眉を吊り上げる慶太。
「‥‥ふふっ。とりあえずシャワー浴びなよ。風邪引いちゃうから。」
慶太を家に上げてお風呂の準備をする。
「はい、準備出来たから入っちゃって。」
「‥‥おう」
慶太がバスルームに入ったのを確認すると、あたしはリビングに戻った。

