「たっだいま〜!」
放課後。
学校が終わるとダッシュで家へと帰った。
「慶太っ、慶太いるっ?!」
「ん、なんか用?」
リビングに駆け込むとアイスを食べている慶太がいた。
「‥‥あっ!それあたしのアイスーっ!!!」
慌てて慶太からアイスを取り戻すけど、時既に遅し。
もうカップの中は空っぽだった。
嘘〜っ!
今日食べるのを楽しみにしてたのに‥
これ今人気でなかなか売ってないんだよ?!
「‥‥はぁ」
そのカップを見つめてため息をつく。
「それ、莉乃のだったのか?」
その問いかけに無言のまま頚だけを縦に動かす。
「ごめん。‥‥俺、そんなに楽しみにしてたとは知らなくて」
「ごめんな?」と眉を下げながらあたしの頭を撫でる慶太。
「‥‥‥」
そんなことされたってあたしの悲しみは消えないんだから!
あぁ、あたしのアイスちゃん‥

