☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!






「別にニヤニヤなんてしてないしっ!」


「してたよーっ!‥あ、もしかして大和と何かあったの?」


「ない。全っ然ない。強いて言うなら抱き締められたくらいで──‥」


「抱き締められたー?!」


「ちょ、声大きいっ」


雛のせいでクラスみんなの視線があたし達に向いてしまった。


あたしはみんなに苦笑しながら頭を下げる。


「ごめん、つい興奮して‥」


雛は申し訳なさそうに眉を下げて、少し声のトーンを落とした。



「‥で、抱き締められたってどういうことよ」


「ん?あぁ‥あれは事故みたいな感じだからそんな気にしないでよ」


「事故って‥。」


雛は「面白くない」と呟いてほほを膨らませた。


面白くないって‥
どういうことよ。


雛は前からなにかとあたしと大和をくっ付けようとしてくる。


あり得ないよね。
あたしと大和だよ?


ずっと小さい時から家族同然に育ってきたのに。


いまさら付き合うなんて考えられない。


いい加減雛も諦めてほしいよ。