「な、何すれば許してくれるの?」
「んーそうだなぁ‥」
顎に手を当てて考える慶太を、ドキドキしながら見つめる。
どうしよう、ここから飛び降りろとか言われたら。
やっぱりあたしには(死ぬ)という選択肢しかないの?!
「よし、じゃあ今日一緒に寝てくれたら許してやるよ」
「‥へ?」
一緒に‥寝る‥‥?
「ほんとにそれだけでいいの?」
あたし、死ななくていいの?
「何?寝るだけじゃ不安なの?‥しょーがねーな。じゃあ俺とピー───」
「ぎゃぁぁあ!そんな卑猥な言葉言わないでよっ」
テレビの前で言ったら大問題になるよっ。
クビだよクビ!
「‥それで本当に許してね?」
「おう。俺意外と約束は守るタイプだから。」
「‥‥‥わかった」
消えそうな声でそう呟くと、慶太は満足そうに笑った。
「じゃあまた今夜。俺風呂入ってくる」
語尾に音符が付きそうなくらいルンルンで、部屋を出ていった。

