「‥‥‥‥‥ごめん」
「‥‥‥‥えっ」
慶太が素直に謝るもんだから
ビックリして思わず声が出た。
あの糞生意気な慶太が頭を下げるなんて‥
「‥ぷっ、はははははっ」
「な、なんだよ‥っ」
お腹を抱えて笑うあたしに、慶太は少し顔を赤らめてる。
「慶太が謝るとか‥似合わなっ!」
もしかしてあたし、慶太よりも一枚上手だったのかも。
───‥なんて油断してたのがいけなかった。
「‥‥あれっ?」
あたしの視界にうつるのは天井のドアップの慶太の顔。
「ちょ、どいてよっ」
抵抗しようと試みるけど
男の子の力に勝てるわけなくて
慶太はびくともしない。

