「ちょ、うるせーよ」 大声を出すあたしの口を手で押さえて 周りをキョロキョロ見渡す。 「ご、ごめんなさい」 でもさ、だってさ この状況で叫ばないほうがおかしいって。 2日連続で慶太があたしの前に 現れるなんて。 もしかしてこれは夢? 夢なのか?! ぎゅーうっとほっぺをつねってみる。 「‥‥いひゃい(痛い)」 「‥‥だろうな。」 やっぱり夢じゃないんだ。 ‥ってことはやっぱりあたし、 慶太親衛隊のみなさまからの 集団リンチされちゃうの?! やだやだやだやだ! 暴力反対ーっ!