☆あたしの隣は俺様芸能人っ?!




「え、何?!」

これはもしかして‥
"性犯罪"とかいうやつ?!


それはやばいって!
早く逃げなくちゃっ


そう思っていても、いざとなると
足がすくんで動けない。


その場でもたもたしていると、
車のドアが静かに開いた。


(もうだめだ────‥っ)


ギュッと固く目を瞑ると、
頭をコツンと叩かれた。


「‥あれ?」


その軽さに驚いて目を開けると、

不思議そうにあたしを見つめる
慶太が立っていた。


「お前なにやってんの?」

「け、慶太?!」


なんだ、慶太か。
びっくりさせないでよ。
怖かったんだから!


「よかったぁ‥」


こんなとこで処女喪失なんて
たまったもんじゃないからね。

慶太でよかったよ‥


‥‥‥‥‥‥‥ん?



「け、慶太ぁぁぁぁぁ?!」