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とりあえず、なんとか学校に着いた。
俺の家から徒歩5分だが。
つまり、何故か知らないが
大体の生徒が俺の家を知っているのだ。

俺たちが通っている学校は
市でも有数の名門校らしい。
つまり、來香も頭はいいのだ。
しかもかなりといっていいほどに。
來香の父親は病院の医院長らしい。
つまりこいつは立派なお嬢様なのだ。
こんなにネジが外れているのにな。
だけど真面目なのも事実で
こいつが本気になると恐ろしい。
勉強もスポーツも……………喧嘩も。
ちなみに俺は中の上あたりか。
まぁ、平凡な人間は平凡でいいのさ。
こんなとき、俺はこの日常がもうすぐ
「非日常」に変わるとは
思っても見なかった。