「あなた…話せるの?」 「えぇ。もとは人間でしたから。」 嘘ね。きっと誰かがフザケテルんだわ。どうゆう仕掛けかは分からないけど… 「ねえ、そんなことよりも 本当に取りに行ってくださるの?あれがないと困るのよ。」 姫は毬が沈んでしまった場所を指差していった。 「もちろんですとも。 但し、私の願いを聞き入れてくださるのなら…ですがね。」 「願い?なにかしら?」