「次の質問だ。俺らは何だと思う？」
「……白ウサギが狼で、アリスが主催者。帽子屋は、協力者」
まだ私が狼って思われてたんだぁ。
疑われるのは、イヤだなぁ嫌いだなぁ。
でも、恨まれるのは嫌いじゃないなぁ。
だって、楽しいから。
「薬屋は、食中毒。薬を飲もうとして誤って君から取り出した毒を飲んだよ」
アリスが、落ちたユウの拳銃を拾い上げながら言う。
その言葉は、ある意味、
圭、お前がコロした。
と言っているようだった。
「黒ウサギさんは、主催者と狼を間違えて、狼にゲームオーバーにされましたよ～」
私の呑気な声が響く。
黒ウサギさん、最後の最後まで私を狼と思ってたんだよ？
ひどいよね。
疑われるのは、嫌いなのに。
