歪みゲーム






「安心して下さい。それは、違いますから」


私が、圭さんにニッコリと笑顔で言う。


「一つ教えてくれたから、一つ教えてやる。」


ユウが拳銃を落とした。


「これはゲームだ」


圭さん……まだ怯えてるの?


震えてるよ、


「2つ目の質問だ。君は、黒ウサギとスナイパーとは、どんな関係だ?」


ユウが怖い視線を圭さんに向ける。


ほら、ユウがそんな目をするから圭さんは怖がるんだ。


なんだか、楽しくなっちゃうなぁ。


「関係は、ない…。話があると言われ、た」


圭さんは、涙を流していた。


人の涙は、綺麗だなぁ。


もっと見たい。見たいから人に、恐怖を与えるんだ。