しかし
ドンッ
「やめろまあみ!」
誰かが入ってきた。
私はドアの方を見る。
そこには、ユウとアキラがいた。
「なんで?圭さんは、狼と主催者を知っているんだよ?なんでコロしちゃいけないの?」
「嘘だからだよ」
アキラが優しく言う。
………嘘?
私は圭さんの方を見た。
「そう簡単に狼と主催者が分かるはずないだろ」
ユウが拳銃を圭さんに向ける。
「言え。今言えば、俺たちも全て教えてやる」
ユウの目は恐ろしく怖かった。
でも、私は恐怖を感じない。
もっともっと、怖いことを知っているから。
私とアキラも、圭さんを見下ろした。


