歪みゲーム






「俺は20だよ!白ウサギは?」


チェシャ猫さん、元気だな…。


「19です」


「え、もっと下だと思った!」


この人テンション高いなぁ…。


「え、白ウサギさん、19なんですか?圭と一緒ですね」


と、時雨ちゃん。


私、圭さんと同じだったんだ…。


圭さん、落ち着いてるしもっと年上だと思った。


「圭さんって、いい人だよね」


私がそう言うと時雨ちゃんは片方の眉をあげて


「……。白ウサギさん、出てって下さい」


と言われてしまった。


私、なんか悪いこと言ったかな…。


私は、部屋を出た。


そうだ、もう時間がヤバいかも…!


私は自分の部屋まで走った。