歪みゲーム






「やだなぁ…。違いますよ。私は人をコロス程狂っていないですから」


私はそう言って部屋を出た。


結局、何しに来たんだか…。


それより、私はなぜ疑われたんだろう。


考えても分からない。


次に、時雨ちゃんの部屋へ言った。


「白ウサギです」


そう言って部屋に入る。


この部屋は、皆でトランプをしていた。


「白ウサギさん!一緒にやりますか?」


時雨ちゃんが言う。


時雨ちゃんは、私より年下だと思う。


ちなみに、私は19歳。


アキラが18歳で、ユウが22歳。


「時雨ちゃん、何歳?」


「15です」


若い。


「王子とチェシャ猫さんは?」


「俺は18。兄貴とは双子だ」


と、王子。


双子って…顔は似てないのに。


それに、私知らないんだけど。


「あ、俺の母さんたちが離婚したの知ってますよね。俺は母さんと一緒に家出てったんです」


そうだったんだ…。


なんかかわいそう…。