歪みゲーム






「し、白ウサギです。失礼します」


部屋に入ると、そこには銃を磨いているスナイパーさんと、ベッドに横になっている黒ウサギさんがいた。


そっか。ここは二人部屋なんだ…。


「……なに?」


スナイパーさんが口を開いた。


「なにか変わったこと…ありましたか?」


私がそう言うと、黒ウサギさんは起きてこちらを向く。


「白ウサギ。君は、なぜ時計を持っていない」


「は…?」


黒ウサギさんの言葉の意味が分からない。


「君はウサギだ。しかも白ウサギ。時計は必需品だろう」


いや、不思議の国のアリスじゃないんだから…。


「…白ウサギ、狼、私、思う…」


スナイパーさんが言った。


「正直、僕もだ」


黒ウサギさんも。