「おい薬屋」
そう言って薬屋の部屋に入った。
「なんですか?」
部屋には、薬屋と帽子屋しかいなかった。
「……女王は?」
「王子たちの部屋へ行きました」
女王と王子って、仲いいのか?
「薬屋、食中毒を治す薬をくれないか」
「朝食に毒は入っていませんでしたよ?」
「念のためだ」
「くくく…。面白い人ですね。どうぞ」
…………?
薬屋も狂っているのか?
薬屋から薬を受け取った。
「あと、この敷地内の地図だ。鍵がかかってて開かない部屋もあるがな」
俺はそう言って地図を置いて、部屋を出ようとしたときだった。


