ここから誰かの部屋まで約1km。
薬屋さんの部屋まで約1kmはかかる。
早くても、10分はかかるはず。
その間、私はアキラと二人きりなの…?
「……アキラ。じゃあ、今日ゲームオーバーになるのは…誰?」
私も私だ。
なんでこんなことを聞いてしまうのだろう。
多分、本能的に。
私も狂っているのかもしれない。
「さぁ?さすがに、そこまでは俺も分からない」
アキラは、笑っていなかった。
「……なぁまあみ。俺が死んだら、どうする?」
アキラがこっちを見た。
途端に目が合う。
アキラの目は暗くて深くてどこまでも闇が続いていて、怖かった。
「アキラが死んだら、悲しいよ…」
「そうか」
アキラは再び朝食の方を向いた。


