「あああ、アラタ…!?」


まあみはポツリと言葉を発した。


アラタが入ってしまったのは、実験室という場所であった。


その名の通り、実験をする場所。


その日の実験は、耳を取り白いウサ耳をつけることだった。


本来、まあみがやられるはずだったことを、アラタがやられたのだ。


中からは、ただ叫び声が聞こえた。