「そうか、君は…」


黒闇はそう言うと、少しの間何かを考えた。


しかし、しばらくして


「ゲーム、続ける…」


と言って割り箸を持った。


俺らも引いた。


最後の最後で、王様は俺になった。


紙を引く。


これで終わり。


まあみたちも、無事かな。


紙を見た。


!!


“2番が死ぬ人を2人決める”


「2番は、私…」


黒闇だった。


「…ごめんなさい。姉さんと、……帽子屋さん」


そんな…嘘だろ。


まさか、本物の主催者は最初から俺を殺すつもりだった…?


だって、俺が選ばれた理由って…ヨウと繋がりがあるからだろう…?


『では、選ばれた方は、生け贄カプセルの中にお入り下さい』


……………。


俺は、カプセルの中に入った。


!!


「うあぁぁぁあ!」


ドンッ


そんな…まさか、本物の主催者がアイツだったなんて…。


頑張れ、まあみ…。


死なないでくれよ…。


まあ、み…。


『では、残った方は第3ゲームクリアです。部屋から出て下さい』


最後に聞こえたのは、優しそうな低くて落ち着いた声だった。










【相楽ユウ GEME OVER】