私はひとまず安心した。…はずだった。
「おいアリス。俺にナイフ向けたな」
きゃああああ。
こっちも狂ってたぁぁ。
ニッコリした圭さんは、アキラに長い剣を向けていた。
「や、やめて下さい!今は自己紹介でしょう?」
私が止めに入ると、二人はチッと舌打ちをし、お互い背を向けて座った。
「えーっと、俺は相楽ユウ。通称、帽子屋だ」
ユウ、ナイスだよ…!
再び自己紹介が始まったところで、アキラは私を抱きしめてきた。
い、今抵抗したらまた厄介なことになりそうだからやめておこう。
怖いしヤだけど、我慢だ我慢。
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