“お前のせいだコウ!お前のせいでなぁ…俺は、俺は…” “やめて!ユウとヨウが見てるのよ” “うるさい!お前と結婚するんじゃなかった!” “………じゃあ、出てってよ…” “てめぇなに言ってんだよ、あぁ!?金があんのは誰のおかげだ?生きてけんのは誰のおかげだ、言ってみろ!” “うぅ…あなた…” 母さんは、いつも俺らを守ろうとしてくれた。 毎晩毎晩、怒鳴り声が聞こえ、俺たちは怯えていた。 でも、母さんが守ってくれるからと、ずっと知らないフリをしてた。