「ここだ」
ドアをあけられたので、中に入ると何人か人がいた。
「……!まあみ!無事だったか」
「ユウ!アキラ!」
良かった、二人もいたんだ…。
後ろを振り返ると、長い剣を持った男がいた。
「あ、あの…」
「皆、このゲームの参加者だよ。ちなみに俺も」
やっぱり、ここに連れてきた人だ…。
うん、なかなかのイケメン。
「帽子屋とアリスに頼まれたんだ。白ウサギを連れてきてくれと」
あ、だからフルネーム知ってたんだ…。
「多分、これで全員だ。みんな、自己紹介をしてくれ」
その男が言うと、その男と同じような服を着た女が手をあげた。
「私は、守山時雨。通称門番です」
モリヤマシグレと名乗る女は、可愛い女だった。
「俺は守山圭。通称門番だが、ややこしいから圭でいいや」
モリヤマケイと名乗るのは、私をここに連れてきた意外とイケメンな男。


