後ろに、ドアがあった。 出てみよう…。 そう思い、外に出た。 ドアの外は、一方通行の道だけだった。 うわっ。なんかヤだな… でも、行こう…。 私は、一歩、また一歩と歩き出した。 すると、向こう側から足音がした。 どうしよう…怖い。 暗いからなにも見えないし…誰か分からない。 怖い。 もしユウやアキラならいいけど…。 いや、アキラもイヤだけど。 そんなことを思っていると、足音はどんどん近づいてくる。 「………っ!」