あの人とは、彪也さん。


彪也さんは、この歪みゲームを楽しんでる。


私もだけどさ。


『では、第2ゲーム開始いたします。あ、生け贄が決まらないまま一週間が経ちますと、こちら側が決めてしまいますので、ご了承下さい』


そう言った人形は、画面の中で爆発し、画面は消えた。


「第2ゲームの、始まり始まり~」


誰かが言った。


呑気な声と、この喋り方は恐らく彪也さんだ。


私たちは、皆唾をゴクリと飲んだ。


第2ゲーム、スタート…










【生存者 残り11名】