それから、1週間後。
大野先生の離任式が行われた。
「・・・ねぇ、良いの?」
「・・・うん。大丈夫」
「・・・よし、今日はカラオケ行こうっ!」
「良いねっ!」
大野先生は1時間目の時間に学校から去る。

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
私は校庭に急いで行った。
「・・・はぁ・・・・っ・・・」
私は大野先生の後ろ姿を発見した。
「大野・・・・せんせ・・・っ」
私は呼吸を整えた。
「大野せんせぇ~!!」
大野先生は私の方を見た。
「待ってるからっ!!」
私の言葉を聞き、大野先生は左腕を上げた。
「・・・ふふふっ・・・」
「桜の木の下で会おうな!仁菜ぁっ!!」
「うん!」
大野先生、私は貴方が大好きですよ。