Dearest...




受信:上原真人


【それならよかった!

会う日なら、舞の都合のいい日でかまわねえよ。

本当に任せるし!

じゃあ俺はこれからバイトだからまたな!】


本当に私が勝手に決めていいみたい。


真人くんはこれからバイトなんだ…。


私はバイトしたくても、地元じゃほとんど高校生は募集されてないんだよね。


前にスーパーに行って聞いてみたけど、高校2年生以上からじゃないと入れないことを言われ、その時は断念したんだよね…。


今なら大丈夫かなって思うけど、募集の貼り紙がないところをみると、どうやら人手は足りてるってこと。


っていうか、それ以上に親がバイト認めてくれないから、どっちにしろできないんだけどね。


会う日、いつにしようかなぁ…。


私はカバンの中から手帳を取り出し、5月のページを開く。


「やっぱり日曜日かなぁ…」


土曜日は何かあまりピンとこない。


ゆっくり休みたいからってのもあるんだけど。