オレの気持ちは、 そこに存在しない訳だ。 独りよがりで我侭なところも、 大きくなるにしたがって、 酷くなる。 『何で、こんなやつがいいんだよ』 克己の表情が露骨にオレに問いかけてる。 オレにも分からない。 「オレ、セロリとかパセリ、 好きなんだよな。昔から」 答えの代わりにつぶやくと、 克己がため息をついた。 おわり ひとりごと 数年前に書いてあったのを、拾い出してみました。