あ…

ごほんっ

え?何?

何か言いたい顔ね?

取り乱してなんかいないわよ?

さ、錯覚じゃない?


ま、それは置いといて


あたし達の両親を
目の前にしているのだけども


全くを持って

気付いてない…

気付けよっ!

とてもとても、お話が弾まれているようで


どうすりゃいいんだよー


チラリと隣を見ると龍生さんが気付き

苦笑いを浮かべる。

そしてこそりと

「もう少しお話させてあげましょうか。」

と耳打ちされ、あたしはコクりと頷き

あたし達は、両親の下を離れた。