『あ、そう』 お母様が呟き、言葉の爆弾を落とした。 「妃芽李、覚えてるかしら つい最近買ったマンションあるじゃない? お二人にはそこの最上階で 生活して貰うから♪ いいですよね、龍生さん?」 「はい、構いません。 うちの両親もいいと言ってますし」 「んじゃ、決まりね♪」 おい、お母様… あたしには確認なし!? 男性と一緒に住めと!? あたしをなんだと思ってんのよ!? しかも“♪”なんていらないつーぅの!