菊の花


「どうか致しましたか?」
紗羅は、怖い顔をして外を見つめる将に声をかける。
「少々厄介な事が起こってしまいまして・・・」

すると紗羅は目を閉じて周りの静寂の微かな音に耳を済ませる。

「あら本当ですわ。見事に囲まれていますわね・・・相手はざっと100人程ですね」

紗羅は自分が読み取ったデータを淡々と話す。

「ここは戦うしかないようですわ・・・・清煉」

“シュタッ”

「呼ばれた理由は存じあげております」

「あら、話しが早いわ。じゃあ、殺さずにのばして来てちようだい」

「了解しました」

「ありがとう」

紗羅は御簾から出ていく清煉に礼を言った。