――それから二十数分後。 すっかり腕の中で大人しくなっていたのに、 いつもと同じにセットした時間にアラームが鳴ると、また暴れだして、今度は抜け出してしまった。 もう時間だし、仕方がないか。 しかし今朝は一体、何だったんだ? サービスか?……何の。 疑問を残しながらも着替えていると、 背中に熱い視線を感じたので振り返ってみた。 「何?どうしたの?」 「べ、別に……」 なんにも。と、それだけ返して、彼も着替えはじめた。 お返しに、俺も彼を見つめてみる事にした。