「そっか、よかった」 突っ立ったままの彼をまたソファーに座らせる。 「晩御飯、何か食べたいものある?」 いつもより数倍大人しい彼は、何でもいいとか、聞かれた事に答えるだけだ。 「チャンネル変えていい?」 「これ好きだったよね」 まるで俺の独り言みたいな声が部屋に響く。 頷くのさえロボットみたいなぎこちない動きで、思わず笑ってしまいそうになる。