飲み込んだのを確認して、彼は反応を窺っている。 「……ど?」 か細くそう聞いてきた。 「君みたいな味がするよ」 そう答えると眉を寄せて微妙な表情をした。 「それはつまり、」 まずいの?と聞いてきそうな彼を遮って言う。 「美味しいよ」 それはそれで、どういう事なんだと複雑そうな顔だ。 「ありがとう」 もう1度礼を言って笑いかける。 「どういたしまして。……いや、別に」 処分に困ってただけだしとかなんやとブツブツ続けているが気にしないでおこう。 そしてもう1つチョコを口の中に放り込む。