ようやく私は「イケメン君」を改めて「秋人君」と呼んであげるようになった。 でも私から 「しょーがないっ!名前を呼んであげよう」 なんて言うはずもなく、 秋人君が 「いい加減呼ばねぇとキスするぞ」 と妖艶な笑みを浮かべ、ギリギリまで迫って来たから呼んであげることになったのだ。 相変わらず 生意気は健在だった。