「……分かった。じゃあ私、先帰るね。ほどほどにしなよ?暗くならないうちにちゃんと帰りな?」 「うん、ありがとね。諦めがついたらちゃんと帰るよ」 私は葵にニコっと笑って見せた。 葵はその私の表情を見て、複雑な顔をしながら「ばいばい」と言って教室を出て行った。 気がつけば、教室は私一人きりになっていた。 「はぁ……」 私は一人ため息をはきながら 教室の隅の床にしゃがみ込んだ。