「優那、もう一緒に帰ろうよ」 葵は心配そうに言う。 「……私、待ちたい」 「えっ?」 「私、秋人君を待ちたい。待ってたいの」 「優那……」 秋人君は来てくれないかもしれない。 でも、待ちたい。 いつもみたいに 偉そうにでもいいから 「帰るぞ」って言って笑ってほしい。