次の瞬間視界がさっきより明るくなった。 私を壁に押さえつけていた秋人君が目の前から退いた。 「キスしたのは……ちょっと八つ当たりも入ってた」 「八つ当たり?」 「あの三年の野郎に優那が告られて……。それにイラッとしてた。優那も優那で何も考えずに男に付いて行くし」 「何も考えずって……」 確かに何も考えてなかったけど、そんな言い方しなくたって……