僕らは生きている♪

今日、太陽にかざした手は、何とも力なく見えた。
それでも、流れる血こそが、生きている実感となっている事に気付く。
私が、今からずっと以前に献血好きだったのは、生きている事を感じたかったのかも知れない。
それ程に、生きることに空しさを感じていた時代があった。
ここに来たばかりの頃だ。
そう言えば、もう何年も、献血には行っていない。
何時からかだったろうか。
私は、低血圧(上が90以下)だったり、ある血液成分が女の人以上に低かったりで、献血すら断られるようになった。
それ以来、億劫になりつつあって、今日に至る。
「どれだけ不健康だったんだ」

ちなみに、今でも、毎年の健康診断では、散々な結果を出力している。
そう、私の身体の中には、ドロドロのコレステロールの塊が流れまくっているのだ。
それでも、別にBMIはむしろマイナスだし、体脂肪も10%ちょっとだ。
また、腹周りも何とも無い。
だから、私の体内には、良質なオリーブオイルのようなものが、赤ワインと共に流れているのだ。
どこぞの、某芸能人が、
「私の身体の中には赤ワインが。。。」
とかどうとか言っているそうだが、そんなもの、私に敵うわけがなかろう。
何故なら、私は毎日、フランス産の赤ワインを一本空けているのだ。
それが高級かどうかなど無関係だ。
むしろ私は、現地の方と同じよう、当たり前に毎日飲まれている安価なテーブルワインを飲んでいるのだから、現地の人と同化していると言える。
また、それが、ほぼ365日なのだから、私よりも上級ならば、毎日2本開けなければならない。
そんなことは想像できない。
だから、やはり現状では、私の方に軍配が上がるだろう。
金に物を言わせ、言いたい放題。
そんなもの、真のワイン通とは言えないだろう。
酒なんて、美味しく飲むことが命であり、それ以上のことなど無いのだから。
蘊蓄で飲む酒ほど不味いものはない。
何より、勿体ない。
ただただ美味しく飲んだ方が良いに決まっている。