「うん、わかってる。 だから俺も一緒に食べていい?」 あたしと友達の南が座っている席の横でキラキラした目であたしを見ている。 なんでそうなるんだ。 そう思いながらも この目には勝てない自分が嫌だ。 「……ごめん南」 「あたしはいいよー。 常陸くんだよね? あたし田中 南(タナカ ミナミ)。 よろしくね!」 パンに噛り付きながら言う南は社交的で誰とでもすぐに仲良くなれる人。 「ありがとう、よろしくね!」 ……すでに意気投合してるのが何よりの証拠。