「海?どうかした?あたしなんかした?」 「ううん、なんでもない。 あ、由良ちゃん、今日暇?」 「へ?あぁ、うん。暇」 「じゃあデートだ!」 ……なぜそうなる。 そう思いながらも少し楽しみな自分。 やっぱあたし変だな。 他に予定いれないでねー! と言って走って自分の教室に戻った海を見て、くすっと笑っていると南が近寄ってきて デート良かったじゃん、なんて言ってきた。