「 美空…
オレは、お前がずっと好きなんだけど…。
オレじゃダメかな? 」


この発言で
仲良しな関係も終わると確信した。

美空はオレの腕の中にいて何も言わないでいた。


「 湊斗( みなと )
ありがとう! 」


オレの顔も見ないで、
それしか言わない美空。


「 ありがとうって何? 」


小さく肩を震わせている美空。
涙声になりながら


「 ずっと私を好きなんでしょ?
だからありがとう!
これからも好きでいてね。 」


オレは言葉が出せないまま、
この暗い部屋で美空と見つめあっていた。


美空はオレの額を軽くたたいて


「 湊斗が好きなの
だから私も同じ気持ちだよ。 」


笑っていた。