名も
分からぬ




美しき





私の
手に届く
すぐそばに



小さく
花咲く




美しき




手に入れたい





私のものにしたい




勝手にのびる

私の手



花は

私のものだ…







ずっと






ずっと







そこにはもう





花はない






他の
誰のものでもない



私だけ…


私だけの









その花は



輝きを失い





朽ち果てる









その人間の







心のように